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OUR STORY
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コルトレイクリネンが、世界から高い評価を受ける理由。

コルトレイクリネンが生まれる美しい風景。優れた気候と長年の技術が、高品質のリネンを生み出している。

美しい花が咲き誇る、
6月のコルトレイク。

フランス国境に近いベルギーの小さな町、コルトレイク。6月にこの地を訪れると、淡いブルーの花が一面に咲いたフラックス畑が迎えてくれます。フラックス、それはリネンの原料となる植物。フランドル(フランダース)地方と呼ばれるこの地域では16世紀からリネン産業が盛んで、現在も良質なリネンの産地として知られています。

黄金に輝くフラックス畑。
もうすぐ、収穫が始まる。

黄金に輝く7月のフラックス畑。もうすぐ収穫が始まる。

フラックスの栽培は3月下旬に種をまき、1mほどの丈になると花が咲きます。午前中に咲いた花は午後には散ってしまい、畑全体でも1週間ほどで咲き終わります。そして7月になると、フラックス畑は黄金に輝く時期を迎えます。1年草であるフラックスは6月に花を咲かせ、その後、ボール状の実をつけて、7月に収穫されます。

優れた気候と長年の技術が、
高品質のリネンを生み出している。

青みをおびた花を咲かせた後、フラックスはボール状の実をつける。

日本では麻全般のことをリネンと呼ぶ傾向がありますが、本来、リネンとは亜麻(アマ)のことで、ヨーロッパでは苧麻(チョマ)や黄麻(オウマ)、大麻、サイザル麻などとは厳密に区別されています。そして、リネンの中でも世界的に高い評価を受けているのが、コルトレイクリネンです。

フラックスの収穫は根から刈り取り、一定期間、太陽と雨風に晒される。

コルトレイクリネンの品質が高いのには、様々な理由があります。そのひとつは、フランドル地方の気候や地理的な条件がフラックスの栽培に適していること。紀元前からリネン栽培が盛んに行われてきたため、長年に渡って培われてきた技術も世界トッブクラスです。また、フラックスの栽培はワインと同じで、その年の気候や土壌によって左右されます。リネンの紡績工場として、コルトレイク市で長年営業を続ける〈ジョス・ヴァネステ社〉では、農場を厳選し、その年の最良のフラックスで、世界でも最も品質の高いリネン糸を製造しています。それがコルトレイクリネンなのです。

私たちのブランド、〈ヴラス ブラム〉の歴史は、このコルトレイクリネンとの出会いによって始まりました。次回はヴラス ブラムのブランド創業時からのパートナー会社、〈ジョス・ヴァネステ社〉についてご紹介します。

※Kortrijkはベルギーフランダース地方の言葉(フラマン語)で「コルトレイク」と発音します。
※亜麻は通常、植物から繊維の状態までをフラックスと呼び、糸から製品までをリネンと呼びます。